路面標示の役目は、車両の通行区分を明確にし、交通法規の遵守を助けることにより、車や人の交通の流れをよくして、交通事故の防止、減少をはかり同時に町や道路の景観を美しくすることに役立っています。
 その歴史は、昭和21年頃、常温ペイントを用い、手塗りで道路に塗り始めたのが始まりであり、その後、昭和30年過ぎには、欧州で溶融式塗料が実用化され昭和40年以降中部圏では耐久性と交通解放が迅速に行える点でほとんどが溶融式ラインで現在に至っています。
 その路面標示施工に携わる者として、路面標示施工技能士という国土交通大臣の認定試験があり、3年(平成15年度までは5年)の経験を有した人が資格試験にチャレンジすることができます。
 彼らの活躍の場は主に警察、官庁関係の道路維持工事及び道路舗装附帯工事、その他民間などの駐車場等の工事です。






施工の順序


 施工には、3〜7名程度の人員で1チームを編成し、上記の工程の順序一つを欠かしても満足のいく仕上がりは得られないので、全員が一体となっての協力が必要です。
 そして、常に危険と隣り合わせで仕事に取り組み、暑い日、寒い日など天候に左右されやすい作業ですが、迅速かつ安全に仕事を完成させていき、交通安全に貢献しております。
 路面標示は、このような形で事故防止に大きな役割をはたしています。




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