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「 令和4年度 道路標識・標示等に関する意見交換会 」を、9月12日(月)名古屋市内で予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、WEB会議に変更して開催しました。 この会議は、より見やすくわかりやすい道路標識の整備を目的として、国土交通省中部地方整備局と当協会中部支部が意見交換を行う場として、平成8年からスタートし、本年で26回目を迎えました。たいへん多くの成果を生み出し、回数を重ねるごとに充実した内容になってきています。 本年の道路標識・標示等に関する意見交換会には、国土交通省中部地方整備局道路部より道路情報管理官 今井浩策様、 交通対策課長 坂川昌義様をはじめ幹部の方々4名の皆様にご出席を頂きました。 公務ご多用の所、この意見交換会にお時間を作っていただきましたことにあらためて感謝申し上げます。 全標協側からは、支部役員と愛知県協会、静岡県協会及び三重県協会の担当者が参加しました。 開会にあたり 全国道路標識・標示業協会 中部支部 前山達彦支部長の挨拶に続き、国土交通省 中部地方整備局道路部 道路情報管理官 今井浩策様よりご挨拶をいただき意見交換会に入りました。 |
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◇ 事業概要等について 中部地方整備局より「交通安全事業に関する最近の話題について」の説明を頂きました。 はじめに、道路の交通安全対策として、通学路の交通安全対策の進捗状況が説明され、生活道路対策ではゾーン30プラスやスムーズ横断歩道について説明され、自転車通行空間では、整備イメージや太平洋岸自転車道やサイクルツーリズムモデルルートの説明がされました。 次に、道の駅では防災拠点自動車駐車場の指定箇所、踏切道での視覚障害者の誘導では、道路の移動円滑化に関するガイドラインについて説明がされました。 また、ETC専用化としてロードマップや大型車両の通行の適正化として違法な特殊車両の取り締まり、特殊車両通行確認制度、直轄工事での取り組みについて説明されました。 ◇ プレゼンテーションについて 意見交換会では、毎年全標協より道路標識や交通安全施設に関わる新技術などの提案をさせていただいています。 この様な提案や協会側からの各種の標識・標示等に関わる現場の情報については中部地方整備局から毎年ご質問やご意見をいただき、活発な意見交換の場となっています。 本年は、下記のプレゼンテーションについて意見交換を致しました。 1 交差点及び通学路周辺の歩行者安全対策について 2 新しい交通環境における交通安全施設の課題 3 「ゾーン30プラス」区域内における交差点ハンプ等の設置事例の紹介 4 T字路における防護柵の設置事例 5 立体交差における逆走防止対策 6 路面標示施工技能士制度、登録標識・路面標示基幹技能者制度、 道路標識点検診断士制度について この意見交換会も回を重ねるごとにより専門的かつ活発な質問、報告が具体的に行われるようになりました。 まず、愛知県協会より交差点及び通学路周辺の歩行者安全対策として、近年、重大事故が発生した交差点への安全対策工事として車両進入防止車止めの設置について説明をし、次に新しい交通環境における交通安全施設の課題について、自動車の進化に対する道路インフラの維持メンテナンスやAIを活用した剥離度評価の説明等をしました。次に、静岡県協会より「ゾーン30プラス」区域内における交差点ハンプ等の設置事例の紹介について説明をし、次に、岐阜県協会よりT字路における防護柵の設置事例について、地形的問題や地中埋設物等再検討やH型ボラードの設置状況について説明をしました。そして、三重県協会より立体交差における逆走防止対策として、路面カラー塗装や注意喚起板、立体に見える逆走対策路面標示の対策事例の紹介と説明をしました。最後に、協会として協力・実施している資格制度として、路面標示施工技能士、登録標識・路面標示基幹技能者制度、道路標識点検診断士制度について説明をしました。 ◇ 中部地方整備局から このたびは、各地域においていろいろな取り組みをされており、たいへんご苦労されていると感じました。交通安全対策はたいへん難しいところではございます。車自体も進化し、衝突被害軽減ブレーキの義務化も始まり、10年もすれば90%以上の車に装備されていくと思われます。われわれの交通安全対策も車の進化に伴い、違うステップをあがっていくことになります。皆さんといろいろな意見交換を重ねながら、今後の交通安全対策を進めたいと思います。本日はどうもありがとうございました。とのお言葉をいただきました。 ◇ 最後に この意見交換会は、国土交通省の対策を当業界各社が4県下の各自治体で実施し、その結果報告や新たな安全対策について研究し、ご提案をしてきたところであります。今回は交差点及び通学路周辺の歩行者安全対策、T字路における防護柵の設置事例など、事故が多発している地点における交差点ハンプの設置事例の紹介、最後に立体交差における逆走防止対策の紹介など、今後の対策に繋がる案や活発な意見交換ができ、多くの成果を得ることができました。 中部地方整備局のご協力に深く感謝申し上げます。今後も継続して道路標識・標示等に関する意見交換会を開催し、交通事故の抑止や交通安全施設の整備並びに防災対策に貢献して参りたいと存じます。 |