支部長 前山 達彦


 日頃は全標協中部支部へのご支援ご鞭撻を賜り感謝申し上げます。
 さて、新型コロナウイルス感染の影響で、2年にわたり協会の活動も制約を余儀なくされてまいりましたが、交通事故抑止は待ったなしの課題であります。昨年の交通事故による全国の死者数は、2,636 人で前年比203人減少しました。しかしながら、昨年は千葉県八街市で児童5人が死傷するなど、いまだに多数の尊い命が交通事故の犠牲になっております。今年は第11次交通安全基本計画の2年目であります。当協会としましても、中部地方整備局、各県警察に効果的な交通事故防止対策をご提案してまいりたいと存じます。
 主な事業として26回目を予定しております中部地方整備局様との意見交換会を開催し、生活道路や通学路、自転車走行空間など、様々な安全対策のご提案を行い、その技術・工法等を中部4県に普及していく所存です。

 資格関係では、昨年はコロナ禍の中、登録標識・路面標示基幹技能者講習が「富士教育訓練センター運用ガイドライン」に基づき実施されました。また、中部支部では路面標示施工技能士検定を、感染対策を徹底した上で実施いたしました。今年も昨年の経験をもとに検定を実施してまいりたいと存じます。
 次に、中部から発信し全国運動として展開されております「子どもを守ろうプロジェクト」につきましては、昨年も各地で実施されています。今年度も全国の仲間とともに、子どもたちを交通事故、犯罪、災害から守るボランティア活動を、さらに推進してまいりたいと存じます。

 最後に専門工事業団体として、令和4年度も中部4県の安全な道路づくりに会員一同取り組んでまいりますので、本年もご支援・ご指導をいただきますようお願いいたします。






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社団法人 全国道理標識・標示業協会中部支部