支部長 前山 達彦 |
日頃は全標協中部支部へのご支援ご鞭撻を賜り感謝申し上げます。 さて、昨年の交通事故による全国の死者数は、2,678人で前年比68人増加し、中部4県では24人の減少となりましたが、依然として非常に厳しい状況であります。交通事故抑止は待ったなしの課題であります。中部支部としましても、中部地方整備局、各県自治体警察に効果的な交通事故防止対策をご提案してまいりたいと存じます。 今年で28回目を予定しております中部地方整備局様との意見交換会において、生活道路における人優先の通行空間の整備や交通事故の抑止の対策について、さらにレベル4の自動運転に対応した区画線の整備について、ご提案してまいりたいと思います。 いわゆる2024年問題について、この4月から建設業にも、時間外労働の罰則付き上限規制が適用されました。私共の標識・標示業にも、長時間労働の是正や週休2日制の定着、給与の改善、また、ICTの導入による業務の効率化など、働き方改革に真剣に取りくむことが要請されおり、魅力のある業界にしていかなければと強く思うところです。このことを実現するために、官庁に予算の増額と年間を通じた平準な工事の発注をお願いし、技術社員の休日の確保をしてまいりたいと思います。 人づくりという観点からは、中部支部が国家試験の検定機関の一員として実技試験を実施しています路面標示施工技能士検定や本部事業に協力して行う登録標識・路面標示基幹技能者講習、また、道路標識点検診断士の研修を推進し、資格制度を進めてまいります。 中部から発信しまして全国運動として展開されております「子どもを守ろうプロジェクト」につきましては、今年度も全国の仲間とともに子どもたちを交通事故、犯罪、災害から守るボランティア活動としてさらに推進していきます。 最後に令和6年度も専門工事業団体として、中部4県の安全な道路づくりに会員一同取り組んでまいりますので、本年もご支援・ご指導をいただきますようお願いいたします。 |