開催日 令和3年10月15日(金)
場 所 WEB会議(Zoomにて開催)
参加人数 17人

 「 令和3年度 道路標識・標示等に関する意見交換会 」が、9月13日(月)名古屋市内で予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となりました。しかし、中部地方整備局様からお声をかけていただき、当日予定のプレゼンテーションから抜粋し、WEBによる意見交換会を開催しました。
 この会議は、より見やすくわかりやすい道路標識の整備を目的として、国土交通省中部地方整備局と当協会中部支部が意見交換を行う場として、平成8年からスタートし、本年で25回目を迎えました。たいへん多くの成果を生み出し、回数を重ねるごとに充実した内容になってきています。

 この度の道路標識・標示等に関する意見交換会(WEB開催)には、国土交通省中部地方整備局道路部より道路情報管理官 伏木章尋様、 交通対策課長 服部一宏様、交通対策課長補佐 矢口謙史様にご出席を頂きました。
 公務ご多用の所、この意見交換会にお時間を作っていただきましたことにあらためて感謝申し上げます。
 全標協側からは、支部役員と静岡県協会の委員が参加しました。
 
 開会にあたり 全国道路標識・標示業協会 中部支部 前山達彦支部長の挨拶に続き、国土交通省 中部地方整備局道路部 道路情報管理官 伏木章尋様よりご挨拶をいただき意見交換会に入りました。
 
◇ 事業概要等について
 中部地方整備局より「交通安全事業に関する最近の話題について」の説明を頂きました。
 はじめに、交通事故の現状、第11次交通安全基本計画及び交通安全対策についての概要、基本方針や交通安全基本計画の策定状況について説明をされ、事故危険箇所(第5次社会資本整備重点計画)、暫定2車線の高速道路のワイヤロープ、生活道路対策として、通学路対策、ゾーン30プラス、スムース横断歩道の設置効果について説明されました。
 次に、自転車通行空間等について太平洋岸自転車道、踏切道改良促進法等の一部を改正する法律、2040年、道路の景色が変わる 〜人々の幸せにつながる道路〜について説明され、デジタル化の推進による新たな特殊車両通行制度の導入、ETC2.0の普及と活用について説明されました。
 
◇ プレゼンテーションについて
 意見交換会では、毎年全標協より道路標識や交通安全施設に関わる新技術などの提案をさせていただいています。
 この様な提案や協会側からの各種の標識・標示等に関わる現場の情報については中部地方整備局から毎年ご質問やご意見をいただき、活発な意見交換の場となっています。
 本年は、下記のプレゼンテーションについて意見交換を致しました。
  1 老朽化した安全施設(標識)の課題と問題点と
    小規模附属物の点検と取り組み
  2 防護柵による通学路の安全対策
  3 「信号機の無い横断歩道」の歩行者交通事故対策
 
 この意見交換会も回を重ねるごとにより専門的かつ活発な質問、報告が具体的に行われるようになりました。
 まず、愛知県協会より老朽化した安全施設(標識)の課題と問題点として、現在の整備状況や自主点検した標識や小規模附属物の点検と診断例について説明をし、次に、岐阜県協会より防護柵による通学路の安全対策として近年の重大事故から通学路の総点検、危険箇所の抽出を行い、ドライバーへの注意喚起だけでは歩行者を守り切れないため、物理的デバイスとしてプロテクトボラード性能等について説明しました。次に、静岡県協会から、信号機の無い横断歩道での歩行者交通事故対策として、スムース横断歩道と交差点ハンプを組み合わせた実証実験と設置事例について紹介し、駅前の二段階横断方式の社会実験の実施や効果について説明した。
 
◇ 中部地方整備局から
 このたびは、中部支部内3つの事例の紹介をいただき、たいへん勉強になりありがとうございました。今後も協会の方と一緒に交通安全事業に取り組みながら事故を減らしていきたいと思います。
 また、ボラード等の物理的に整備しないと事故が減らないものもありますが、ドライバーのマナーの改善も必要で、今後はドライバーのモラルの向上も検討したいと思います。本日はどうもありがとうございました。とのお言葉をいただきました。
 
◇ 最後に
 この意見交換会は、国土交通省の対策を当業界各社が4県下の各自治体で実施し、その結果報告や新たな安全対策について研究し、ご提案をしてきたところであります。今回は老朽した安全施設の点検、千葉県八街市の事故など、生活ゾーンやスクールゾーンでの事故が多発していることから、歩道の防護柵のご提案、最後に歩行者の交通事故対策の紹介など、今後の対策に繋がる案や活発な意見交換ができ、多くの成果を得ることができました。
 中部地方整備局のご協力に深く感謝申し上げます。今後も継続して道路標識・標示等に関する意見交換会を開催し、交通事故の抑止や交通安全施設の整備並びに防災対策に貢献して参りたいと存じます。
 




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社団法人 全国道理標識・標示業協会中部支部